本日Fedoraシリーズの最新版 Fedora 25 が公開されました。
最近MATE-compizで落ち着いていたので
GTK3に完全移行したMate 1.16 なども楽しみにしていました。
まだ公式ページは 24のままですが
リポジトリはオープンしているので
Fedora 24 の環境から以下のコマンドで
$ sudo dnf install dnf-plugin-system-upgrade
$ sudo dnf system-upgrade download --refresh --releasever=25 --allowerasing
$ sudo dnf system-upgrade reboot
で、アップデート自体は終わりました。
・・・が
(ノ∀`)アチャー
背景の描画がおかしくなっています。
落ちるわけでもなくログにもそれっぽいエラーが
あるわけでもなく…
試しに仮想マシンで、今度はきれいなインストールイメージを用いてやってみました。
ちなみにインストールイメージはtorrentは早めに開くので
公式ページが 25に成る前でもダウンロードできます。
…そして同じ症状がでました。
仮想環境がいけないかもしれません。
LiveUSBを作ってVaio Pro 11で起動してみました。
Mateが立ち上がって簡易CCSMでエフェクトを…ON
…そして同じ症状がでました。
GNOME 3.22は普通に使えるようですが
MATE-Compizの環境にあとから GNOME を group install するのは
結構大変なので やるならクリーンインストール したほうがいいと思います。
WMを Marco にすれば問題なく動作するので、
しばらく様子見です…。
これからインストールの方はご注意ください。
その後、一応の回避策を見つけました。
回避策
(2016 11/23 11:22追記)
壁紙の描画をCompiz側で行うようにすれば一応見た目上
正常になりました。
CompizConfigSettingManager から
ユーティリティの 壁紙 を有効にして
画像を登録してください。
するとWindowの分身が止まります。
分身の術のまま動かしていると
デスクトップキューブなどはちゃんと描画されていたので
おそらく背景を描画している段階でリフレッシュに失敗
しているのだと思います。
LinuxはXの時代から背景の処理がちょっといびつで
XのRoot Windowや WMの自前のウインドウが
重なっていたり重なっていなかったり変な不具合が
ちょくちょく起こりますね。
デスクトップ環境を変えたときに背景が引き継がれたり
引き継がれなかったりするのもこれが原因ですが、
化石のようなXの上でに半透明だったりの諸機能を追加する中で
大変なことになっていった経緯があります。
Waylandに切り替わってマイナーWMはちょっと混乱が続くかもしれません。
ひとまずそれ以外は今の所安定しているので
概ねいい感じです。
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